« 日本橋、人形町のおでんの分福 | トップページ | 株分けしたポインセチア »

2011年1月22日 (土)

日産R382と桜井真一郎さん

1月17日に桜井真一郎さんが逝去されたようです。30年以上前に、大学の講演会に桜井さんが見えて、お話をされていました。いまでも覚えています。

日産R382を開発しているとき、富士スピードウエイでテストしているとき、テストドライバーが1週を回ってきて、2週目に入る第1コーナーでブレーキが効かずエスケープゾーンに突っ込んでしまう・・・

調べてみると、マスターシリンダーのブレーキフルードが空っぽになっているということでした。もう一度満タンにして回ってみても、同じ結果・・・

テストドライバーから、おまえが運転してみろと言われて、桜井さんが運転したということでした。そうしたら、同じように2週目の第1コーナーで、ブレーキが効かず、死ぬ思いをしたと・・・

パドックに戻って調べてみたら、フロントのフード裏にブレーキフルードがしっとりとにじんでいたということでした。ブレーキフルードのタンクキャップに空いている空気抜きの穴が、高速走行により霧吹き現象で、フルードを吸い出してしまったということでした。

こんな開発の話を、今でも覚えています。小さな観察と、意外な結末。

この積み重ねが技術になるのですよね。

|

« 日本橋、人形町のおでんの分福 | トップページ | 株分けしたポインセチア »

70~80年代バイクたちとマイカー」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

今まで車を6台乗り継いできましたが、まだ日産車には乗ったことがなく…

そんな日産党ではない私でも、スカイラインと言えば桜井さんの名前がすぐ出てきました。

車と開発者の顔が一致するということは素晴らしいですね。
もっと、そんな車が出てきてほしいです。

投稿: あきさん | 2011年1月22日 (土) 10時30分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日産R382と桜井真一郎さん:

« 日本橋、人形町のおでんの分福 | トップページ | 株分けしたポインセチア »